外壁防水塗装
どうして塗装が必要なの?
現在日本の住宅の平均寿命はヨーロッパ、アメリカなど(70年~100年)に比べ、半分以下の30年前後しかありません。私の知り合いKさんは家がたった築15年で躯体までボロボロになり建て直ししてしまいました。
これらの原因はさまざまありますが、一番の要因は湿気、漏水であると考えます。
漏水は、目でわかる屋根からの漏水と、壁内漏水があります。目にみえない壁内漏水のほうが、実は深刻な被害になることが多いのです。
住宅は突然劣化するのではなく、一日一日劣化が進んでいきます。当然ですが、人間と違って住宅は自己修正は出来ないのです。
湿度が高い(じめじめしている)、漏水が常にある状態ですと、あっという間に家はシロアリ、カビが発生し、壊れていきます。
隙間をなくして、湿気、水の侵入を外から防ぐことが、お家の長寿命につながります。なぜなら水がなければ、シロアリもカビも生存できないからです。
住宅を守ってくれているのは屋根、外壁です、新築時は美しく見えますが、簡易的で、本当の防水能力はありません。塗装工事は細部まで継ぎ目なくコーティング、撥水防水ができますので、最良の湿気対策といえます。
外壁のクラック
1mmほどのすき間でも風が強いときは大量の水が侵入します。いったん水が内部に入ると非常に乾きにくく、内部で菌が根を生やして住み着いてしまいます。すき間はコーキングもしくはパテ等で直ちに埋めて行くことをお勧めします。
サイディングの目地コーキング割れ
コーキングの割れの主な原因はサイディングの防水能力の低下によるサイディング板自体の伸び縮み、反りによる力等考えられます。
コーキングのみを打ち直しても、また割れが発生する可能性があります。
コケ・藻
北側によく発生します。日光の当たらない部分、屋根、壁に発生します。
人間で言えば皮膚病です。高圧洗浄にして除去し、防水塗装で処置しないと、屋根・外壁はボロボロになってしまいます。
塗料のいろいろ。
塗料は水性(真水で希釈(薄める))と油性(弱溶剤、シンナーで希釈)の2つにわかれます。そして、水性、油性どちらにも1液塗料と2液塗料があり、2液塗料とは、塗料の中に硬化剤 を一緒に混ぜて使用するものです。
塗膜の耐久力は通常、水性<油性。1液<2液となります。 さらに水性、油性塗料のなかには主に4種類のグレードがあります。下図表の通りです。当社は油性であり2液塗料でフッ素樹脂のセラミックフッ素をお勧めしております。
1.塗装の種類
現在、主に4種類の塗料が使用されています。
アクリル塗料 | コストパフォーマンスに優れ、施工性もよい。しかしながら、こまめなメンテナンスが必要となります。 |
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ウレタン塗料 | 下地に対する密着性がとてもよく、柔軟性があり、耐候性、光沢保持性に優れています。木材塗装にも適しています。 |
シリコン塗料 | 非常に安定力があります。ケイ素であり、ダイヤモンド構造なので、耐候性、光沢保持性にとても優れています。 |
フッ素塗料 | 最強塗料であります。高温にたいして安定があり、電気絶縁性も非常に高く、薬品に対しても安定力があります。 メンテナンスの難しい超高層ビル、鉄塔等に使われています。フライパンの塗膜にも使われています。塗装20年後でも光沢90%保持すると言われます。 |
フッ素ムキ塗料 | 無機塗料と有機塗料の特性を最大限に発揮させた従来のフッ素樹脂塗料を超越。ラジカル制御、ダイナミックレジン結合等で塗膜の耐久性を最大限へと導きます。 |
2.塗り替え周期にみるランニングコストの比較
耐久性の違いによる将来建物に必要な補修回数比較です。
耐久性の高いものは結果的にトータルコストを削減することにつながります。
3.川田建築設計の保証・アフターサービス
不具合が生じた場合には無料にて修繕いたします。
保証年数
屋根・・・5年
外壁・・・5年~10年
(築年数・塗料材質等により変動致します)
川田建築設計では、環境に優しく、耐久性の高いセラミック変性ふっ素樹脂が、建築物や鋼構造物をやさしく保護する、関西ペイント製品『セラMフッソ』を取り扱いしています。
セラMフッソの詳細はこちら[PDF]
安心と快適をお届けいたします。
どのように塗装工事が進んでいくのか、基本的な10のステップに分けてご説明いたします。
01
施工前の挨拶まわり
02
足場仮設工事
周囲に気を配りながら、安全第一で丁寧に仮設します。
ご近所様にも迷惑がいないよう十分配慮いたします。
足場設置後は、足場の安全確認を行います。
03
高圧洗浄
始めに真水にて高圧洗浄、ケレン(下地調整)をしていきます。
高圧洗浄は時間をかけてゆっくり丁寧にすることがとても重要です。
屋根、外壁両方の場合は、2日間かけてきっちりと洗浄いたします。
この工程で塗膜性能の50%以上が左右します。
外壁だけでなく、網戸、ガラス、雨トイ等のカビ・コケ・汚れなどをきれいに落としていきます。
04
養生
サッシ、基礎、瓦等、塗料がつかないよう養生していきます。
サッシ廻り、換気口等の廻りをしっかりと塗りこむため、養生をしっかりと行います。
夏場等暑い時はお客様と打ち合わせし、数か所風通しできるように施工していきます。
05
下塗り
浸透型シーラー、又は、フィラー等を使用し、外壁を強化していきます。
水の浸入しやすい、サッシ廻り等、付帯部のちり際もしっかり塗っていきます。
当社は関西ペイントの下塗り材 外壁の種類によって使い分けており、一番ベストな下塗り材を選定いたします。
下塗り材によって既存塗膜との密着性を高め、目に見えない傷(ヘアークラック)を埋めていき、水の侵入隙間をなくしていきます。
06
中塗り
(上塗り1回目)
下塗りが終了したら、上塗りの1回目(中塗り)を塗っていきます。
中塗りと上塗りは成分が異なります。中塗りと上塗りの色を少し変える事により、お客様にしっかりと塗装したことを証明することができます。
塗料メーカーの定める仕様通り(シンナー希釈率、塗装間隔等)に塗ることが重要です。
色の確認をお客様としていきます。
07
上塗り
(上塗り2回目)
中塗りと同様、仕様通りに、上塗りの2回目をしっかりと塗っていきます。
外壁塗装は最低でも3回塗りは必須となります。当社は計4回塗をお勧めします。
塗装間隔(乾くまでの時間)がとても重要となります。
08
最終チェック
サッシ廻り等、きれいにラインを作っていきます。
09
お客様確認集
10
足場解体
清掃
工事完了
安全第一、丁寧に足場の解体を行なっていきます。
工事中も清掃しながら作業しておりますが、足場解体後に元よりきれいに掃除していきます。